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国やぶれて田中あり

田中兄弟社の兄です

田中ファーストの会

 所用で、蒲田に宿をとりました。
 蒲田駅前、磯丸水産の前でなんかガサガサいってるし、ビニール袋がとんでくるし、蒲田というかんじでした。

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 東京はすきなのですが、というか地方がきらいなのですが、喧騒と危険にみちた暮らしにつかれることはあります。
 私は片田舎でそだちました。夜中あるきまわっても、とおりに人間がいません。
 耳掛け式のイヤフォンでウェザーリポートとかを爆音でながしながら、1時間も2時間も散歩していました。
 当時はそれが素敵とかプレシャスとかおもわれたことは一度としてないのですが、今でも仕事したくないときなどはあの無為な徘徊のことを回想したりします。

 先生は大田区の高級住宅街にすんでおられるので、きがむいたときには散歩されるようですが、のんきなことです。
 東東京のどん底みたいな街ですごしている私からすれば、用もないのに家から出てうろつくなどということは考えられないことです。
 そんなことをして、自転車に轢かれでもしたらうかばれません。
 冗談じゃないんだよ。なんども轢かれかけてるし、自転車どうしがものすごい勢いで事故って人がふっとんでいくのもみたことがあります。
 ほとんどの自転車ドライバーは凶器をのりまわしている自覚がまったくないので、ほんとうにこわい。

 東京でくらしはじめて、10年がたちます。
 うすよごれた明かりの海にも、互いを無視しあう大勢のひとびとのありさまにも、もうすっかりなれました。
 いくらつかれたからといって、片田舎にひっこみたいとはおもいません。
 のたれじぬまでここではいずる。それ以外にありません。

 東京には東京の音楽がある。君(たち)の音楽もそうだ。
 そうが私にいったことがあります。末弟の分際で私にむかって「きみ」とはなんだ。
 東京ミュージックを、私は定義したくありません。意識したこともありませんし、したくもありません。
 そこにしかないすさんだ湿度のなかで、そこにしかないナローな夕日をながめた私(たち)がかなでる音が東京ミュージックとしてある。
 そのようなことはあるいは、ありうるかもしれません。

 それはそれとして、東京オリンピックの音楽監督は私がやります。
 コンセプトはもう用意してあります。「数こそすべて」です。小池都知事もよろこんでくださるでしょう。
 とりあえず530Sv/h、5000万円の厚みなどをあますところなく表現し、全世界に発信していく。

 東京はもうおわりだ。
 北海道でカニくってすごしたい。