悪貨は田中を駆逐する

ギターボーカルのタナカサトです

黄色いバカ田中

 ピカチュウポケモンの王にして、チュウの王。すなわち、甲虫王者ムシキング

 4月の末、ポケモンGOに電撃参戦して以来。
 イトマルレディバといった雑チュウばかりの東京で、ずっとずっと。彼の影をおってきました。

 ときに泥酔してのりすごした深夜の千葉県で。コイキング、大漁でした。
 ときに白昼、旅行先の茨城県で。マンタイン捕獲に夢中になっていたら同行者になぐられました。 

 今朝未明。
 ようやく彼とめぐりあえました。
 最寄り駅前でした。

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 すぐさま、関係各所へ通達。バンドメンバー。ならびに、ポケGOの先輩方。つまり鼠先輩たちです。
 トレーナーレベルで一歩先を行っている、先輩トレーナーにして目下最大のライバルトレーナーであるレンコン先輩に報告。するとピカチュウがなんかトリンドル玲奈さんみたいになってるスタンプをおくってきたので、その美ワキっぷりに感動し、「ミュゼとか行ってんのかな」とコメントしたところ、「いやいや、全身毛ですよ」「脇毛の概念ないっす」とさとされました。
 全身が。彼の全身が、

 また別の大先輩である砂先輩にも言上の儀におよんだところ、「ピカさんまだだったんですね」と一笑に付された挙句、昨年のクリスマスイベで蒐集したという画面いっぱいのサンタピカチュウの海をみせつけられました。
 全身が。おまえの全身が、ピカさん。

 残念ながら、iPhoneをピカさんでうめつくす、といったことにはほどとおいのが当方の現状です。
 たった一匹のピカさんを胸にだき、ささやかながら前にすすんでいくしかない。

 昨日はバンドマンとして、まじめにつとめあげもしたのです。
 所属2バンドのリハを同室ではしごし、約6時間ぶっつづけでギターをひき、あるいは歌をうたい、アレンジを練り、コードをわすれ、歌詞をごまかし、その後の打ち上げでは約2時間ぶっつづけでひとの悪口をいい、逃げることなく己の徳の低まりとむきあいました。また店側の努力で、約2時間ぶっつづけで飲食したのに払いはひとり頭約1000円でした。

 ピカさんとの邂逅は、私(と店)の勤勉さへの神仏からのご褒美だったのでしょう。なにごとも日頃のおこないなのです。お天道さまはみています。

 男三人、酒席でかたらったことは、なにもダサいバンド、ゴミみたいな音楽、酒乱、淫乱、紋舞らんなどへの罵詈雑言ばかりではありませんでした。紋舞らんさん、その節はたいへんお世話になりました。
 ジャパニーズロックのフィールドにおける各々のルーツ。それを確認しあいました。すなわち、ティーンの時分にどんなバンドに夢中になったか。
 ここにそれをつぶさにつづることはあえてしません。ですがそれは、これから私たちがかなでる音のひとつひとつに、ぬぐいえぬ血脈としてたちあらわれることでしょう。
 尊敬する音楽、または、正直いまとなっては尊敬とかできないけども身体にしみついてしまってて多分一生どうしようもない音楽にたいしては、そのようなあり方こそがうつくしいとおもわれます。じゃなんでその話したんだよ。

 バンドたのしいね、これやってたら一生青春だわ。